NAVOTAS

 

 

こんにちは!

気づけばもうすぐ2月も終わってしまうんですね…マニラに来て12日が経ってしまいました!最初の1週間は何をしたらよいのか分からず、ひたすらにハリエットさんについていく日々を送っていました。今回はKPACIOの主な活動内容について、主な活動地域の1つであるNavotas(ナボタス)という地域に住む人々の生活に触れながら書いていきたいと思います!

 KPACIOって?

説明をし損ねていましたが、KPACIOは、(Konkokyo Peace Activity Center Information Office:金光教平和活動センターインフォメーションオフィス)の略です。

金光教…宗教団体???

と、思ってしまいますよね。岡山県に拠点をもつ金光教が発端にはなっているようですが、宗教活動は一切おこなっていません。KPACIOはフィリピン・タイ・カンボジアの教育支援活動に取り組んでいる、国際NGOであり、スタッフの方は皆、根っからのクリスチャンです。また、KPACIOは比日NGOパートナーシップ、”PJP”の一員でもあります。

 

「比日NGOパートナーシップ(PJP:Philippines-Japan NGO Partnership)」は、ACC21からの働きかけもあり、日比NGO間の健全なパートナーシップと日本のODAに関心を持つフィリピンの現地NGOリーダーたちによって、2006年2月に設立されました。フィリピンのNGOのネットワーク組織や日本のNGOをパートナーに持つフィリピンのNGOなど、フィリピン現地のNGO(フィリピンに駐在事務所を置く日本のNGOも参加)を中心に、貧困削減を目指して日比両国NGO間の連携を促進することを目的に活動しています。

(日比NGOネットワークホームページより引用 http://jphilnet.org/pjp/ )

 

フィリピン国内では、3か所にデイケアセンターを構え、そこで就学前教育をおこなっています。実はそちらにはまだ訪問したことがなく、僕の今回の主な活動、調査の主な拠点となっているのは、マニラより北西に位置する港町、”ナボタス”です。

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港町ということで、漁業がさかんなナボタスには巨大なエビの缶詰工場があります。ナボタスを訪問して最初に感じたのは、その工場から排出される煙の猛烈な臭いでした。なんと表現したらいいか…今まで嗅いだことのないその臭いに思わず息を止め、タオルで口をおさえてしまいました。周りを見ると、現地の人でさえもマスクやタオルを使っていたので、かなり深刻な大気汚染が発生していると感じました。

また、工場から出てくる汚水も、水路を伝ってそのまま海に流れ出ているようでした。日本で起きた公害がここで繰り返されることのないよう、環境を改善していかなくてはいけません。実際マニラでは、道端で唾を吐く人々を多く見かけます。これに関しても、大気汚染がひとつの大きな要因とされています。

 

KPACIOはデイケアセンターでの就学前教育のほかに、こういった環境に対する意識の改善、また、消防署が近くにないため、いかにして火事を未然に防ぐかという防災の意識を持つよう促すため、ナボタスのとあるコミュニティーでワークショップをひらくことで教育をおこなっています。

そのワークショップに僕も参加させていただきました!テーマは、

“How to keep our neighborhood clean, safe and orderly”

です。これは現地の大学生が主体になっておこなっていくワークショップで、1週目は子どもたち向けに、2週目は親向けにつくられています。

どちらの回も自分たちの理想のコミュニティーを紙に描いてもらい、実現するにはどういった意識が必要かを話し合ってもらったのですが、近隣同士の和気藹々とした雰囲気は日本では、特に東京ではなかなか見ることがないので、そこの絆に心が温まりました。

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ワークショップの様子。黒板の前に立っているのがハリエットさんです。

タガログ語で進められたワークショップだったので、途中途中で「今何話してたの?」、「今なんて言ってたの??」と、現地の学生に聞いていた僕でした。

子どもたちからの信頼の厚い、知識のある学生が主体になって行われる、というのがこのワークショップの大きなポイントであると感じました。こういった小さなワークショップから、未来のリーダーたちが生まれてくると信じたいです。

 

KPACIOとしての課題

ここナボタスには、貧しい人々も多く住んでいて、刑務所から出た元囚人(そのためにドラッグや犯罪が多い)もいれば、働く意思、子どもを大学まで行かせてやる意思はあるにも関わらず、経済的困窮により苦しんでいる家庭もあります。

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KPACIOではそういった責任感のある親、特に女性に向けた小規模融資事業、マイクロファイナンス事業を始めようとしています。マイクロファイナンスに関しては、PlaNet Finance JAPANさんのホームページにわかりやすく載っているので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。

PlaNet Finance JAPAN http://www.planetfinance.or.jp/microfinance/

そのための事前調査というのが、これからの僕の活動内容となります!

ナボタスに住む人々がどんな生活を送っているのか、子どもたちを学校に通わせることはできているのか、直接インタビューをしにこれからまた何度かナボタスを訪問したいと思います。家計に関してのインタビューなので、いきなりやってきた日本人学生に全員が全員素直に話してくれるか心配ではありますが、スタッフのダフさんの協力のもと、頑張ってきたいと思います!

 

いきなり金融の話になってしまいましたが、ナボタスには未だ子どもを学校に通わせることができないでいる家庭もあるそうです。

教育の重要性を理解していない親に関しては別のアプローチの仕方(親への教育)が必要になってきますが、まずは経済的理由で教育を受けることができない子どもたちを救うべく、金融面でのサポート、マイクロファイナンスの必要性を探る調査をしていきたいと考えています。

 

内容は難しいですが、とても身になる経験であると感じているので、明日から3日間泊りがけでの調査、くじけずに頑張ります!